今日、ニュースで日本の鹿児島・新燃岳の噴火を見ました。
その瞬間、私が最も楽しく、そして印象深かった旅――鹿児島への団体旅行を思い出しました。
それは、コロナ禍が明けてから初めての海外旅行でした。
すべてが少しぎこちなく、でもとても貴重に感じられました。
中でも一番記憶に残っているのは、今回の噴火地点の南西にある「キャッスルホテル」。
部屋は驚くほど広くて、洋風のリビングエリア、バルコニー、畳のリビングルーム、そして畳の寝室までありました。
部屋に入った瞬間、まるで初めてホテルに泊まる子どものように、何周もぐるぐる歩き回ってしまったのを覚えています。
鹿児島滞在中は、ほぼ毎日温泉に入りました。
ホテル内に温泉施設があったので、わざわざ出かけなくても心と体を癒すことができました。
さらに、鹿児島ならではの「砂むし温泉」も体験しました。
全身を温かい砂に埋められ、頭だけが出ている状態は少し不思議でしたが、とても心地よくて、まるで自然にやさしく包まれているようでした。
鹿児島は静かで清潔感があり、安心感のある空気が流れていました。
あの日々の記憶は今でも鮮明です。
ニュースで火山と噴煙の映像を見ると、まるで別世界のように感じられます。
あの時の穏やかさと、今の緊迫感の対比があまりにも強烈です。
旅とは、そういうものなのかもしれません――
その瞬間の風景が、思いがけないタイミングで、心にふっと戻ってくるものなのです。
鹿児島の無事を願っています。


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